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天国への階段(上)/おすすめの本
 天国への階段(上)/白川道(しらかわとおる)/幻冬舎/文庫/474p/680円(税込)
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天国への階段(中)/おすすめ本
 天国への階段(中)/白川道(しらかわとおる)/幻冬舎/文庫/470p/680円(税込)
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天国への階段(下)/白川道
 天国への階段(下)/白川道(しらかわとおる)/幻冬舎/文庫/494p/680円(税込)
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  ご当選者様は『 ymki1 』様です。おめでとうございます。パチパチパチパチ。
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  2009/05/16 プレゼント第24弾

  プレゼント第24弾は白川道(しらかわとおる)著 『 天国への階段 』(上・中・下巻) です。
  これは知人から薦められて購読してみたものですが、2002年には全12話のテレビドラマとして
  放送されたようですのでご存知の方も多いかも知れません。私は全く知りませんでした。
  ちなみにタイトルの「 天国への階段 」は、イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン」の
  有名な曲と同名であり、そこから採られた模様。主人公の2人が若い頃にこの曲を聴き、
  元々難解と言われたこの曲の歌詞について、あれこれと思いを巡らせる様子なども綴られています。

  この曲自体は収録されている「 ツェッペリンW 」というアルバム(当然レコード)を私も高校時代に購入しており、
  クラス全員の集まりのようなものがあった時に、いきなり何かをやれと言われ、
  緊張しながらギターと口笛で演奏した記憶がある位よく知った懐かしい曲でした。
  大変メロディアスな楽曲で、かのヘルベルト・フォン・カラヤンをして、
  ※「私がオーケストラで演奏するとしてもこれ以上のアレンジを必要としない名曲」(要旨)と絶賛している。※
  (※ウィキペディアより引用)
  ちなみにカラヤンは小学校時代の音楽の先生の影響で、中学生の頃にはよく聴いていました。
  クラシックは演奏時間が長くて聴くのに時間がかかりますが、この「天国への階段」もおよそ8分の演奏時間と、
  ロックにしてはかなり長い楽曲でもあります。

  白川さんの作品は初めてだったのですが、同時に教えてもらった
   「病葉(わくらば)流れて」 「朽ちた花びら」も読み、現在はこの続編である、
  「崩れる日なにおもう」(上・下巻)を読み始めています。
  或いはこれらもご紹介させて頂くことがあるかも知れません。

  さて 『 天国への階段 』 ですが、個人的な感想は一言、
  全体を通した暗い、陰鬱な雰囲気がとても良かった。です。
  はっきり言って、もう2週間位前のことなので、細かなところは忘れてしまっています(っておいおい)。
  ただ本が届いた時に、立ちそうなぐらいに厚い文庫本で、然も3冊(474p+470p+494p=1,438p)でしたので、
  う〜む、これはちょっと時間的に拙いなァ。などと唸ってしまったのですが、
  読み始めると、マズイマズイと言いつつも、今度は明け方近くまで読むことになってしまいました。

  正直に云って、いや、それはちょっと違うんじゃあないの、という点もありましたが、
  そういう小さなことが余り気にならない小説だと思いました。
  また柏木の周辺に登場するキャラクター達が立っていて実にいい。生きているんですね。
  柏木自身も元々は遺恨を持ち続けられるようなタイプの人間ではなく、
  だからこそ彼の周囲には一本気で打算的ではないスタッフが集まるのでしょう。
  圭一を恨む実子の「恨み方」もなかなかキャラクターが立っていていいです。

  親の代からの禍根を昇華できぬまま、それとは知らぬ間に自らが子の代にまでも禍根を残してしまう。
  これは誰もが感じることのある共感を得やすい設定でしょう。
  また状況に翻弄されつつも、本質は不器用なまでに変わることができない主人公の2人が、
  川のように流れていく時間や状況のなかで、最終的に故郷の川に帰ろうとする、なんてところもいい。

  組織のなかの多くの人に光りを与えようとする反面、多くの人を不幸にし、犠牲者まで出してしまう。
  柏木は最終的には「死」による清算を辿るのであろうか、否それでは何も解決しないではないかと、
  既におぼろげに見えている終幕の様子、破滅へのカウントダウンを読み進めていかなければならない陰鬱さがいい。
  特に実子のナイスな行動によって、緩急を自在に使い分けられるように、ページを繰り続けさせられました。
  この独特な雰囲気は、多分、一度だけではなく、そのうち再読することになりそうな本だなと感じました。

  テレビでは主人公の柏木圭一を佐藤浩市さんが演じたようですが、ナイスな配役だと思いました。
  もっともこれは著者の希望によるところのようですので、納得。
  及川広美役が今は亡き古尾谷雅人さん、なるほど。
  江成未央役が本上まなみさん、うーん・・そうきましたか。
  でも桑田刑事役が、森本レオさん?。江成亜木子役が古手川祐子さん??。
  まあ色々あるのでしょう。


  情報館よりこの書籍を3巻セットにして、1名の方に進呈させて頂きます。
  勿論、私が読んだものではなく別の新品です(念の為)。
  顧客サービスの一環ですので、ご応募は登録会員の方、
  または弊社を通して過去に売買物件をご購入頂いたお得意様の限定とさせて頂きます。 
  ご応募はメールフォームから。締め切りは2009年05月26日午前0時までとさせて頂きます。






















  05月26日、不肖荒井が手を洗い浄めた上、厳正且つ粛々とサイコロを振り、ご当選者が決定致しました。
  ご当選者は、「 ymki1 」様です。おめでとうございます。同日郵送にて発送させて頂きました。


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